くしゃみ
昔から「一つほめられ、二つ憎まれ、三つ風邪ひき」などという言い方があるように、「誰かが噂をすると、くしゃみが出る」といわれます。
迷信とはいえ、くしゃみが出ると人の噂が何となく気になるものですが、くしゃみを医学的にみた場合、生体の防衛反応の一種と言うことができます。
ちなみに、人間の鼻というのは、エアコンのような機能があり、外気をフィルターにかけて清浄化し、加湿・加温することで気道や肺を傷めないようにしています。ところが、こうした鼻の機能が追いつかず、外界から冷たい空気やゴミ、刺激性ガスなどの有害物が鼻の奥に入り込むことがあります。このような時にくしゃみが瞬時に起こり、それらの有害物を体外へ排出しようとするのです。
むせたり咳き込んだりするのも同じような防衛反応ですが、くしゃみが上気道の防御をするのに対し、下気道の異物や痰などを排除する役割を果たしています。
こうした防衛反応は、条件反射的に瞬時に起こる点に特徴があります。人体の運動は、外界の情報が末梢神経から脳の神経中枢へフィードバックされ、神経中枢から運動がコントロールされるのが普通ですが、くしゃみの場合は迷走神経(副交感神経)の一種である顔面の三叉神経などが敏感に反応し、中枢に情報をフィードバックしないうちに瞬時にくしゃみを起こします。つまり、有害物が侵入したら、間髪を入れずに反応して体を守っているわけです。
ですから、くしゃみは、通常は人体にとって有益なものであり、くしゃみそのものは治療の対象になりません。ところが、花粉症などのアレルギー性鼻炎の人は、くしゃみを病的に連発し、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。
そのため、特に重症の場合は(血管運動性鼻炎と呼ぶこともある)、手術して、鼻への副交感神経(ビディアン神経)を遮断することもあります。この手術を行えば、病的なくしゃみがでなくなって患者さんの悩みが軽減されますが、その反面、体にとって重要な防衛反応も失われてしまいます。
こうしたこともあり、鼻への副交感神経の切断手術は、あまり行われなくなっています。重症の人は、こうした点も考慮して良い専門医を選んでよく相談するとよいでしょう。
http://www.net-dream.jp
昔から「一つほめられ、二つ憎まれ、三つ風邪ひき」などという言い方があるように、「誰かが噂をすると、くしゃみが出る」といわれます。
迷信とはいえ、くしゃみが出ると人の噂が何となく気になるものですが、くしゃみを医学的にみた場合、生体の防衛反応の一種と言うことができます。
ちなみに、人間の鼻というのは、エアコンのような機能があり、外気をフィルターにかけて清浄化し、加湿・加温することで気道や肺を傷めないようにしています。ところが、こうした鼻の機能が追いつかず、外界から冷たい空気やゴミ、刺激性ガスなどの有害物が鼻の奥に入り込むことがあります。このような時にくしゃみが瞬時に起こり、それらの有害物を体外へ排出しようとするのです。
むせたり咳き込んだりするのも同じような防衛反応ですが、くしゃみが上気道の防御をするのに対し、下気道の異物や痰などを排除する役割を果たしています。
こうした防衛反応は、条件反射的に瞬時に起こる点に特徴があります。人体の運動は、外界の情報が末梢神経から脳の神経中枢へフィードバックされ、神経中枢から運動がコントロールされるのが普通ですが、くしゃみの場合は迷走神経(副交感神経)の一種である顔面の三叉神経などが敏感に反応し、中枢に情報をフィードバックしないうちに瞬時にくしゃみを起こします。つまり、有害物が侵入したら、間髪を入れずに反応して体を守っているわけです。
ですから、くしゃみは、通常は人体にとって有益なものであり、くしゃみそのものは治療の対象になりません。ところが、花粉症などのアレルギー性鼻炎の人は、くしゃみを病的に連発し、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。
そのため、特に重症の場合は(血管運動性鼻炎と呼ぶこともある)、手術して、鼻への副交感神経(ビディアン神経)を遮断することもあります。この手術を行えば、病的なくしゃみがでなくなって患者さんの悩みが軽減されますが、その反面、体にとって重要な防衛反応も失われてしまいます。
こうしたこともあり、鼻への副交感神経の切断手術は、あまり行われなくなっています。重症の人は、こうした点も考慮して良い専門医を選んでよく相談するとよいでしょう。
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