子供が急にひきつけを起こすとお母さんは気が動転してしまうようですが、たいていは3分くらいで自然におさまりますから、落ち着いて対処してください。涼しい場所に移して安静にさせ、もし5分たっても止まらないときは救急車を呼ぶようにします。
▼ほとんどは5分以内に止まる
からだを棒のように突っ張らせ、白目をむいて手足を震わせ、名前を呼んでもまるで反応がない……。子供のそんな様子を目にすると不安にかられるのも無理はありませんが、子供のひきつけは珍しいものではなく、10人に一人は経験しているくらいです。ほとんどのひきつけは5分以内におさまり、まず命には別条ありません。わずか5分の辛抱ですから気を静めて子供の様子をよく観察し、診察を受ける際に医師に伝えてください。
ひきつけの症状としては、意識がなくなる(欠伸型)、からだが突っ張る(強直型)、手足をピクッピクッと大きく動かす(間代型)、呼吸が止まる、白目をむく、唇が紫色になる、力が抜けてぐったりするなどが主なもので、このうちのいくつかが組み合わさって起こる場合もあります。ちなみに「ひきつけ」というのは一般用語で、医学的には「けいれん」といいます。
ひきつけを起こしたときは、からだをぶつけてけがをしたりしないように安全で涼しい場所に移します。引きずるようにして移動させるといいでしょう。それから、どのくらいひきつけが続いたかチェックするために時間を見てください。熱を測っておくことも必要です。呼吸を楽にし、腹部を圧迫しないように衣類をゆるめ、足がピクピク動いているときは靴も脱がせます。
吐きそうな場合は顔を横向きにして、吐いたものがのどにつまらないようにします。ついからだを揺すったりしがちですが、吐き気を誘発する恐れがあるので注意してください。また、舌を噛まないように歯の間にタオルなどをはさむほうがいいのではないかと心配される方がいますが、ひきつけで舌を噛むことはまずありません。無理に歯をこじあけようとすると歯が折れたり、お母さんが指を噛まれたりしてかえって危険です。
5分たってもひきつけがおさまらないとき、あるいは何度も繰り返すときは救急車を呼ぶほうがいいでしょう。
▼ひきつけの多くは発熱が原因
子供のひきつけで最も多いのは発熱による「熱性けいれん」です。風邪や扁桃炎などで38度以上の高熱が出たときに起こりやすく、急激に体温が上がるときに発作が起きるのが特徴です。大部分はからだを突っ張り、手足をピクピク動かすといった症状で、通常は2〜3分で止まります。
「泣き入りひきつけ」もよくみられるものです。子供が何かに怒ったり、からだをぶつけて痛かったりして泣き出したときに起こるもので、以前は「憤怒けいれん」と呼ばれていました。一時的に呼吸が止まり、意識がなくなりますが、1〜2分で元に戻ります。前にこの発作を起こしたことのある子が激しく泣き出したときは、抱き上げたり、興味のあるものを見せたりするといいでしょう。気をそらせることで発作を防ぐ効果があります。
「熱性けいれん」「泣き入りひきつけ」はいずれも10カ月から3歳くらいの乳幼児に多く、5〜6歳になると起こさなくなります。なぜひきつけを起こすのかはまだはっきりと解明されていませんが、乳幼児の脳は未発達なため、熱などの刺激によって神経細胞のバランスが崩れやすいのではないかと考えられています。大部分の「熱性けいれん」や「泣き入りひきつけ」は特に治療をしなくても成長するにつれて自然に治るので、あまり心配しなくても大丈夫です。
しかし、中には要注意の病気が潜んでいるケースもあります。たとえば、脳脊髄膜炎、代謝異常、てんかん、ヒステリー、脳腫瘍などが原因となってひきつけを起こしている可能性もあります。
▼一度は医師の診察を
このように子供のひきつけの原因はいろいろ考えられますから、ひきつけがおさまっても、必ず一度は医師の診察を受けることが大切です。ひきつけを起こしたときの様子だけでなく、おさまった後そのまま眠ったのか、気がついたのかといったことも診断する上で大事な手がかりになりますから、よく観察しておいて医師に伝えてください。ことに、発作を繰り返す場合は注意が必要です。 「熱性けいれん」も繰り返すようなら、ひきつけ止めの薬(ジアゼパム座薬)を処方してもらうといいでしょう。37.5度以上の熱が出たときに使用すると10分以内に効きめが出ます。解熱剤はすぐには効かないので、発作を予防するという意味では効果がありません。
ポケモンのひきつけは?
1997年末、TVのアニメ番組「ポケットモンスター」を見ていた子供たちがひきつけを起こし,大きな問題になりました。原因については現在調査中で、今の段階でははっきりしたことはいえませんが、このケースによく似たものに「光過敏性てんかん」があります。TVやTVゲーム、木漏れ日、小波のきらめきなど目から入る刺激によってけいれんが起きるもので、特に赤いピカピカした光を見ると起きやすいといわれています。
「ポケモン」のケースでは、からだが突っ張る,意識がなくなる、吐くといった症状が見られましたが、症状の面でも似通っています。しかし、光過敏性てんかんは千人に一人くらいの割合で、「ポケモン」の場合は数が多過ぎます。おそらく刺激が強すぎたために起きた一過性の発作ではないかと想像されます。
TV局が刺激の強いものを放映しないのが一番ですが、光過敏性てんかんの場合はTVから2メートルくらい離れてみると発作を予防できるので,とりあえずの自衛策としてはこの方法が有効かもしれません。
がん余命3ヶ月からの生還ビデオ
▼ほとんどは5分以内に止まる
からだを棒のように突っ張らせ、白目をむいて手足を震わせ、名前を呼んでもまるで反応がない……。子供のそんな様子を目にすると不安にかられるのも無理はありませんが、子供のひきつけは珍しいものではなく、10人に一人は経験しているくらいです。ほとんどのひきつけは5分以内におさまり、まず命には別条ありません。わずか5分の辛抱ですから気を静めて子供の様子をよく観察し、診察を受ける際に医師に伝えてください。
ひきつけの症状としては、意識がなくなる(欠伸型)、からだが突っ張る(強直型)、手足をピクッピクッと大きく動かす(間代型)、呼吸が止まる、白目をむく、唇が紫色になる、力が抜けてぐったりするなどが主なもので、このうちのいくつかが組み合わさって起こる場合もあります。ちなみに「ひきつけ」というのは一般用語で、医学的には「けいれん」といいます。
ひきつけを起こしたときは、からだをぶつけてけがをしたりしないように安全で涼しい場所に移します。引きずるようにして移動させるといいでしょう。それから、どのくらいひきつけが続いたかチェックするために時間を見てください。熱を測っておくことも必要です。呼吸を楽にし、腹部を圧迫しないように衣類をゆるめ、足がピクピク動いているときは靴も脱がせます。
吐きそうな場合は顔を横向きにして、吐いたものがのどにつまらないようにします。ついからだを揺すったりしがちですが、吐き気を誘発する恐れがあるので注意してください。また、舌を噛まないように歯の間にタオルなどをはさむほうがいいのではないかと心配される方がいますが、ひきつけで舌を噛むことはまずありません。無理に歯をこじあけようとすると歯が折れたり、お母さんが指を噛まれたりしてかえって危険です。
5分たってもひきつけがおさまらないとき、あるいは何度も繰り返すときは救急車を呼ぶほうがいいでしょう。
▼ひきつけの多くは発熱が原因
子供のひきつけで最も多いのは発熱による「熱性けいれん」です。風邪や扁桃炎などで38度以上の高熱が出たときに起こりやすく、急激に体温が上がるときに発作が起きるのが特徴です。大部分はからだを突っ張り、手足をピクピク動かすといった症状で、通常は2〜3分で止まります。
「泣き入りひきつけ」もよくみられるものです。子供が何かに怒ったり、からだをぶつけて痛かったりして泣き出したときに起こるもので、以前は「憤怒けいれん」と呼ばれていました。一時的に呼吸が止まり、意識がなくなりますが、1〜2分で元に戻ります。前にこの発作を起こしたことのある子が激しく泣き出したときは、抱き上げたり、興味のあるものを見せたりするといいでしょう。気をそらせることで発作を防ぐ効果があります。
「熱性けいれん」「泣き入りひきつけ」はいずれも10カ月から3歳くらいの乳幼児に多く、5〜6歳になると起こさなくなります。なぜひきつけを起こすのかはまだはっきりと解明されていませんが、乳幼児の脳は未発達なため、熱などの刺激によって神経細胞のバランスが崩れやすいのではないかと考えられています。大部分の「熱性けいれん」や「泣き入りひきつけ」は特に治療をしなくても成長するにつれて自然に治るので、あまり心配しなくても大丈夫です。
しかし、中には要注意の病気が潜んでいるケースもあります。たとえば、脳脊髄膜炎、代謝異常、てんかん、ヒステリー、脳腫瘍などが原因となってひきつけを起こしている可能性もあります。
▼一度は医師の診察を
このように子供のひきつけの原因はいろいろ考えられますから、ひきつけがおさまっても、必ず一度は医師の診察を受けることが大切です。ひきつけを起こしたときの様子だけでなく、おさまった後そのまま眠ったのか、気がついたのかといったことも診断する上で大事な手がかりになりますから、よく観察しておいて医師に伝えてください。ことに、発作を繰り返す場合は注意が必要です。 「熱性けいれん」も繰り返すようなら、ひきつけ止めの薬(ジアゼパム座薬)を処方してもらうといいでしょう。37.5度以上の熱が出たときに使用すると10分以内に効きめが出ます。解熱剤はすぐには効かないので、発作を予防するという意味では効果がありません。
ポケモンのひきつけは?
1997年末、TVのアニメ番組「ポケットモンスター」を見ていた子供たちがひきつけを起こし,大きな問題になりました。原因については現在調査中で、今の段階でははっきりしたことはいえませんが、このケースによく似たものに「光過敏性てんかん」があります。TVやTVゲーム、木漏れ日、小波のきらめきなど目から入る刺激によってけいれんが起きるもので、特に赤いピカピカした光を見ると起きやすいといわれています。
「ポケモン」のケースでは、からだが突っ張る,意識がなくなる、吐くといった症状が見られましたが、症状の面でも似通っています。しかし、光過敏性てんかんは千人に一人くらいの割合で、「ポケモン」の場合は数が多過ぎます。おそらく刺激が強すぎたために起きた一過性の発作ではないかと想像されます。
TV局が刺激の強いものを放映しないのが一番ですが、光過敏性てんかんの場合はTVから2メートルくらい離れてみると発作を予防できるので,とりあえずの自衛策としてはこの方法が有効かもしれません。
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