欠食

ここでは、 欠食 に関する情報を紹介しています。

欠食

「欠食児童」という言葉があったように、かつては、貧困などのために食事が“とれない”ことを指しましたが、近年は、むしろ個人の選択として食事を“とらない”ことを指す言葉であると考えられます。
 さて、平成6年の国民栄養調査によれば、朝食を食べない者の割合(=欠食率)は、60歳以上の男性、および15〜19歳、50歳以上の女性を除いては、15歳以上のすべての年代において増加傾向にありました(図、表)。特に、20〜29歳では、男性の28.9%、女性の17.1%が朝食を欠食していました。また、平成5年の国民栄養調査では、3〜15歳を対象として、朝食の欠食回数を調べており、朝食を週1回以上欠く者の割合は、就学未満児では7.9%、小学1〜3年生では7.5%、小学4〜6年生では8.9%、中学生では13.6%でした。そのうち、中学生では2.3%の者が、習慣的に朝食をとっていませんでした。
 一方、東京都の公立学校(小学4年生、中学1年生、高校1年生)の学童・生徒を対象とした健康実態調査によると、朝食を欠食する者の割合は約10%で、その理由としては、食欲が出ない42.6%、食べる時間がない41.8%が大半を占め、次いで、朝食の用意がない3.2%、朝食は食べない習慣3.3%の順でした。また、小・中学生の男女において、朝食を欠食する者は、そうでない者と比較して、腹痛、食欲不振、頭痛、肩こりなどの不定愁訴を訴える事が多いという報告もあります。夜型生活などの生活リズムの乱れによる自律神経の変調が、その理由の一つとして挙げられています。つまり、欠食、特に朝食の欠食は、食生活あるいは栄養の問題というよりは、むしろ生活習慣全般の問題としてとらえるべき問題と言えましょう。

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