▼ 断食
肥満の原因には食べ過ぎ、食べ方の誤り、遺伝、運動不足、熱産生障害などいろいろありますが、食べ過ぎと運動不足が二大原因です。食べ過ぎを防ぐ摂取カロリー制限の面で言うと、一日に使用するカロリー以下、基礎代謝以上の摂取で治療する低カロリー食療法、使用カロリーの6〜7割を占める基礎代謝より少ない摂取で治療する超低カロリー食療法がありますが、断食は超低カロリー食療法の特殊な治療法で摂取カロリーを0にして、カロリー制限を極端に進めたものです。実際、249日の断食で119Kgの体重が34Kgに減量したという例もあります。このように、摂取カロリーの計算上からは最も効率が良い治療にみえますが、実際はこのやり方は誤りです。第一に断食による体内の代謝の変動のため、心臓発作に結び付き、ときに死につながることがあります。第二にからだを支えている体構成部分の中でたんぱく、ミネラルは日々代謝して失われているので、これを補充しないと、からだは組織の萎縮や、病気を発病してしまうことがあります。第三に水分を充分に摂取しないと脱水になり、命を落とすこともあります。断食のダイエットにおける位置づけとしては、ダイエット(肥満治療)に対する取り組みを精神的に強化するという意味はあるにしても、長期に続けることは前述の通り生理的には健康を害し、時に死に結びつく危険なダイエットであり、これを常に取り入れるような治療法として用いることはさけるべきものであるというのが医学的な見解です。
ダイエット(肥満治療)の基本は摂取カロリーの制限と運動の併用です。摂取カロリー制限だけでは、肥満治療中に減量の停滞もしくは停止する適応反応が必ず出現して、ダイエットの継続を困難にします。この適応現象を克服して継続的な減量をはかるために、1日200〜300キロカロリーの運動が不可欠なのです。減量のスピードも1カ月2Kg位が適切な治療法で特殊な場合を除いて低カロリー食療法で行うべきです。
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ダイエット(肥満治療)の基本は摂取カロリーの制限と運動の併用です。摂取カロリー制限だけでは、肥満治療中に減量の停滞もしくは停止する適応反応が必ず出現して、ダイエットの継続を困難にします。この適応現象を克服して継続的な減量をはかるために、1日200〜300キロカロリーの運動が不可欠なのです。減量のスピードも1カ月2Kg位が適切な治療法で特殊な場合を除いて低カロリー食療法で行うべきです。
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