目が疲れたときの食事

ここでは、 目が疲れたときの食事 に関する情報を紹介しています。
眼精疲労は目の使い過ぎが主な原因ですから、まず目を休めることが一番です。食生活の面では、目の機能を守るビタミンAやB群が不足しないように注意しましょう。


心身のコンディションを整えときどき目を休める

 パソコンやテレビゲームなどの普及につれて目の疲れを訴える人が増えています。ことに職場でOA機器を扱う人にとっては深刻な悩みです。目が痛い、ゴロゴロする、充血するといった目の症状だけでなく、ひどくなると、肩こり、頭痛、めまい、吐き気などの症状が出てきます。
 眼精疲労は基本的には目の使いすぎが原因ですから、目を使う作業をしているときには、最低でも1時間に一度は休憩をとって目を休めるようにしましょう。また、心身のコンディションを良好に保つことも大切です。目は体調の影響を受けやすい部分なので、過労や寝不足などで疲れていると目も疲れやすくなります。ストレスなど精神的なものも影響します。緑色が目によいといわれますが、緑色に限らず、気分をリラックスさせてくれるようなものを見るのは目の疲れを防ぐのに効果があります。
 ただし、目の機能に異常がある、眼鏡やコンタクトレンズが合っていない、あるいは照明や採光が適切でないといったことが原因になっている場合もありますから、ひどく目が疲れるという人は、それらの点に問題がないかどうか一度チェックしてみることが必要でしょう。


ビタミンAとB群 タンパク質を十分にとる

 目の健康を守り、眼精疲労を防ぐのに欠かせない栄養素にビタミン類があります。

 ビタミンAは、目の粘膜を保護して乾燥を防ぎ、暗い所での目の働きをよくします。ビタミンAが不足すると夜盲症になることはよく知られていますが、目の粘膜がおかされるためドライアイ(角膜乾燥症)や目の充血なども起こりやすくなります。
 ビタミンAは、レバーやウナギなどの動物性食品や、ニンジン・カボチャ・ホウレンソウなどの緑黄色野菜に多く含まれています。緑黄色野菜に含まれているのはカロチンという色素で、体内に入るとビタミンAの働きをしますが、あまり吸収率がよくありません。油脂類と一緒にとると吸収率が上がるので、油を使って調理したり、油脂の多い食品と組み合わせてとるとよいでしょう。
 ビタミンB群も、目の機能を正常に保つのに必要なビタミンです。
 ビタミンB1は視神経の働きを高めます。ビタミンB1は、豚肉、レバー、ウナギ、豆類、玄米、はい芽米、ライ麦パンなどに多く含まれています。
 ビタミンB2には目の粘膜を保護し、目の疲れを防ぐ働きがあります。不足すると、目がゴロゴロしたり、充血したりするだけでなく、結膜炎や角膜炎の原因にもなります。ビタミンB2は、レバー、卵黄、牛乳、青背魚、ウナギ、大豆製品などに含まれています。
 このほか、ビタミンCやEにも目の疲労や老化を防ぐ効果があるといわれています。
 タンパク質を十分にとることも大切です。タンパク質はからだを構成する主要成分であり、目も水晶体をはじめ主要部分はタンパク質でできているからです。

最近注目されているアントシアニン

 目によい食品として注目を浴びているのがブルーベリーです。ブルーベリーに含まれている赤紫の色素成分アントシアニンは、ポリフェノールの一種で、目の網膜の色素体であるロドプシンという物質の再合成を活発にする働きがあるといわれています。
 アントシアニンはブルーベリーのほか、ブドウ、プルーン、黒豆、黒ごま、赤ワインなどにも含まれています。
 また、ブリ、サバ、イワシなどの青背魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)には、視神経の情報伝達を円滑にし、目の疲労を防ぐ効果があるといわれます。
 目が疲れやすい人は、これらの食品を上手に組み合わせてとるとよいでしょう。

栄養バランスをくずさないことが大切

 ある眼科の先生が患者さんから「ウナギが目によいそうですが、毎日食べれば効果がありますか」とたずねられて、「栄養はバランスが大事ですから、いくらからだにとってよいものであっても、必要以上にとり過ぎればかえって害になりますよ」とアドバイスしたそうです。
 最近は、ある食品が健康によいという情報が流れると、だれもがそれに飛びつき、その食品だけを一生懸命とろうとする傾向がみられます。テレビの人気健康番組で「この食品が健康によい」と放送した途端にスーパーマーケットでその食品が売り切れてしまうという笑い話もあります。それだけ健康に対する関心が高いということでしょう。
 しかし、どんな食品にもメリットと同時にデメリットがあります。特定の食品だけを必要以上に摂取すると栄養のバランスをくずし、健康を損なうことにもなりかねません。
 例えばウナギは、タンパク質、ビタミンA・B・E、それにDHAも豊富で、目の健康を守るのに適した食品ではありますが、脂肪やコレステロールも多く、とり過ぎれば肥満や高脂血症につながります。ウナギを食べるときには、ウナギにはないビタミンCや食物繊維を含む野菜類を組み合わせて、栄養のバランスをとることが必要です。ブルーベリーも甘みの強い果物ですから、とり過ぎないように注意しましょう。
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