プラークコントロールは歯ブラシによる歯みがきが基本ですが、電動歯ブラシや歯磨剤、オーラルリンスを併用すると、効果が上がると考えられます。また、プラークの付着を防止する効果が期待できます。
1. 電動歯ブラシ
電動歯ブラシは、電気で自動的に動く歯ブラシを指します。振動あるいは回転によって歯面に付着したデンタルプラークや着色を除去する道具です。最近ではいろいろな種類の電動歯ブラシが開発され、高速振動数の「音波歯ブラシ (200〜300 Hz)」「超音波歯ブラシ (160万Hz)」などの人気が高まっています。高速振動に期待される清掃効果として、歯面へのプラークの付着力を弱めること、当てた部分の周囲の清掃効果もあることが挙げられます。超音波ではそれに加えて、歯周組織の回復を期待できると考えられています。
使い方はまず、ブラシをよく湿らせ、歯ブラシの毛先が歯と歯肉の境目に当たるようにし、電源を入れます (図1)。普通の電動歯ブラシや音波歯ブラシの場合は歯に当てるだけで一歯ずつずらしていきます。超音波歯ブラシの場合は手動の歯ブラシと同様に自分で細かく横に動かして使います。超音波歯ブラシにはプラークそのものを除去する効果はあまりないといわれていますので、使用後、歯面から剥がれたプラークを歯ブラシで取り除くのもいいでしょう。電動歯ブラシはあまり長い間使用すると歯面や歯肉を傷つけてしまう可能性があるので、3分以内の使用にとどめることが推奨されています。歯ブラシに比べて歯面の研磨効果は優れていますが、歯間部や隣接面の清掃効果は低いので、よりプラークコントロールを高めるには、歯間ブラシやデンタルフロスの併用が必要になります。
2. 歯磨剤
歯磨剤は歯ブラシと併用して清掃効果を高めるものです。歯磨剤には研磨剤、発泡剤、湿潤剤、粘結剤、香味剤、着色剤、保存剤の7つの基本成分だけでつくられた化粧品の歯磨剤と、薬効成分の配合されている医薬部外品の歯磨剤があります。我が国の市場に出回っている大部分が医薬部外品です。医薬部外品では、歯の質を強くする、歯肉炎予防、知覚過敏を防ぐなど、用途に応じた配合がされています。具体的には、フッ化物 (歯の質を強くする)、抗炎症剤 (消炎する)、殺菌剤 (プラーク中の細菌の増殖を抑制する)、酵素 (プラークを分解・除去、付着を防ぐ) などがあり、目的に応じて選ぶとよいでしょう。研磨剤や発泡剤を含まない液体歯みがきは、薬効成分を浸透させて効果を期待するもので、下記のオーラルリンスとともに年々増えています (図2)。いずれにしても歯磨剤は歯みがきを助け、効果を高めるものなので、薬効成分に頼ってしまわないように気をつけなくてはいけません。
3. オーラルリンス
オーラルリンスは口腔内の洗浄、消毒を目的とする液体で、口の中をゆすぐために用いられるものです。他に、洗口剤、デンタルリンス、マウスウォッシュと呼ばれます。組成は、殺菌剤などの薬効成分に、水、アルコール、香料、色素などを配合したもので、うがいをすることによって、口臭予防やブラッシングで取り残されたプラーク中の細菌の増殖抑制を期待できます。
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1. 電動歯ブラシ
電動歯ブラシは、電気で自動的に動く歯ブラシを指します。振動あるいは回転によって歯面に付着したデンタルプラークや着色を除去する道具です。最近ではいろいろな種類の電動歯ブラシが開発され、高速振動数の「音波歯ブラシ (200〜300 Hz)」「超音波歯ブラシ (160万Hz)」などの人気が高まっています。高速振動に期待される清掃効果として、歯面へのプラークの付着力を弱めること、当てた部分の周囲の清掃効果もあることが挙げられます。超音波ではそれに加えて、歯周組織の回復を期待できると考えられています。
使い方はまず、ブラシをよく湿らせ、歯ブラシの毛先が歯と歯肉の境目に当たるようにし、電源を入れます (図1)。普通の電動歯ブラシや音波歯ブラシの場合は歯に当てるだけで一歯ずつずらしていきます。超音波歯ブラシの場合は手動の歯ブラシと同様に自分で細かく横に動かして使います。超音波歯ブラシにはプラークそのものを除去する効果はあまりないといわれていますので、使用後、歯面から剥がれたプラークを歯ブラシで取り除くのもいいでしょう。電動歯ブラシはあまり長い間使用すると歯面や歯肉を傷つけてしまう可能性があるので、3分以内の使用にとどめることが推奨されています。歯ブラシに比べて歯面の研磨効果は優れていますが、歯間部や隣接面の清掃効果は低いので、よりプラークコントロールを高めるには、歯間ブラシやデンタルフロスの併用が必要になります。
2. 歯磨剤
歯磨剤は歯ブラシと併用して清掃効果を高めるものです。歯磨剤には研磨剤、発泡剤、湿潤剤、粘結剤、香味剤、着色剤、保存剤の7つの基本成分だけでつくられた化粧品の歯磨剤と、薬効成分の配合されている医薬部外品の歯磨剤があります。我が国の市場に出回っている大部分が医薬部外品です。医薬部外品では、歯の質を強くする、歯肉炎予防、知覚過敏を防ぐなど、用途に応じた配合がされています。具体的には、フッ化物 (歯の質を強くする)、抗炎症剤 (消炎する)、殺菌剤 (プラーク中の細菌の増殖を抑制する)、酵素 (プラークを分解・除去、付着を防ぐ) などがあり、目的に応じて選ぶとよいでしょう。研磨剤や発泡剤を含まない液体歯みがきは、薬効成分を浸透させて効果を期待するもので、下記のオーラルリンスとともに年々増えています (図2)。いずれにしても歯磨剤は歯みがきを助け、効果を高めるものなので、薬効成分に頼ってしまわないように気をつけなくてはいけません。
3. オーラルリンス
オーラルリンスは口腔内の洗浄、消毒を目的とする液体で、口の中をゆすぐために用いられるものです。他に、洗口剤、デンタルリンス、マウスウォッシュと呼ばれます。組成は、殺菌剤などの薬効成分に、水、アルコール、香料、色素などを配合したもので、うがいをすることによって、口臭予防やブラッシングで取り残されたプラーク中の細菌の増殖抑制を期待できます。
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