ストレスを知ることができるか

ここでは、 ストレスを知ることができるか に関する情報を紹介しています。
自分のストレスの状態を知ることは、ストレスによる健康障害予防策を考える出発点となります。ストレスの大きさは、人間関係や仕事での責任、騒音などのさまざまな刺激(これらをまとめて環境からの刺激、あるいは環境からの要求などと呼ばれます)を不安・不快に思う度合いによって決まります。また、ストレスは、不安感やいらいら感、食欲不振、便秘などの心理的・生理的症状や胃潰瘍や高血圧などの病気の原因ともなります。したがって、ストレス状態を知る方法は以下の3つに大別することができます。
1)ストレスによって引き起こされるさまざまな自覚的・他覚的症状を点検する
 ストレス症状点検のための質問紙は、たくさんあります。他覚的な検査としては、尿中・血中カテコールアミン量、心拍数、心拍に揺らぎ、皮膚電気抵抗(GSR)、血圧、脳波などの検査のほか、ストレス関連疾患の有無なども調べられます。
2)ストレスの原因となる出来事や自分が置かれている状況を点検する
 離婚や配偶者の死など生活における出来事をストレスの原因となる可能性の大きさで点数化したホームズとレイの社会再適応評価尺度(SRRS)、労働によるストレスの大きさを意志決定権と要求度(作業負荷)の関係で捉えるカラセックの作業内容質問紙(JCQ)などがあります。また、生活時間や生活習慣、ソーシャルサポートの状態、ストレス解消策の有無などを点検する質問紙もあります。
3)性格を含め、環境刺激の認識方法の特徴を点検する
 A型行動パターンを判定するためのJAS質問紙、性格検査の為の質問紙として使われるCMIなどがあります。
 ストレスの状態を点検する目的は、ストレスの程度やストレス原因の内容と量を知り、ストレスによる健康障害の発生予防策、症状の軽減策を見いだし実行することです。点検のみではなく、点検に基づいた対策の実行が重要です。


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