たばこの煙の中には、様々な「燃えかす」が生成され、これらは、気体成分と微粒子成分とに分けることができます。「燃えかす」の中には、タールとして存在するような、不完全燃焼の過程で生成される中間産物的な化合物が無数に含まれるほか、一酸化炭素、ニコチンといった、からだに悪影響を及ぼす物質が含まれています。
たばこの煙
植物であるたばこの葉を乾燥・加工して、紙巻たばこは作られています。火をつけて吸っていると徐々に燃焼しますが、不完全燃焼でもあり、様々な「燃えかす」が生成されています。これらの「燃えかす」は、気体成分と、微粒子成分とに分けることができます。それらの成分の中には、発がん性が認められているもの(発がん性物質)も多くあります。
自分で吸う煙のことを主流煙、たばこの先から立ち上る煙を副流煙と言いますが、燃焼の状況などが異なるため、成分は同じではなく、副流煙のほうが多く認められる成分もあります。
たばこの煙の成分
たばこの煙には、一酸化炭素はもちろん中間産物的な化合物が無数に含まれています。こうした中間産物的な無数の化合物が液状に集まったのがタールです。たばこの葉だけでなく付着する種々の化学物質や紙などが燃える際無数の化合物が生成され、化学的に不安定であるため、たとえば生体物質(DNAなど含め)とも化学的に反応してからだに悪影響をもたらす恐れがあります。
一酸化炭素は呼気での簡便な測定が確立し、たばこの煙への曝露のめやすとして測定されています。急性の中毒を引き起こすまでの濃度ではないものの、喫煙者では大気汚染の基準濃度をはるかに超すような一酸化炭素濃度が呼気中で測定されることがあります。また、強い受動喫煙の曝露を受ける人でも喫煙者と近い値が観測されることがあります。一酸化炭素は酸素と競合して赤血球中のヘモグロビンと結合しますが、慢性的にこの状況が続くと酸素運搬能を増やそうとからだが反応する結果赤血球数が増えることがあり、血液の粘性が高まります。
ニコチンは化学物質としては「毒物」に指定されていますが、古くから知られる自律神経に作用する物質です。ニコチン自体には発がん性は認められていませんが、様々な代謝物が存在しそれら代謝物の中に発がん性があるものがあります。よって代謝物による発がん性と、ニコチンそのものによる循環器など自律神経を介した急性影響が大きな問題です。
たばこの箱には現在ニコチンとタールの量のみが記載されていますが、一定の方法による機械測定です。フィルターには通気口がたくさんあいていますが、特に唇や指でつぶしてしまい、実際に人が吸う状況とは異なります。
ついニコチンとタールのみ、と思いがちですが、そもそも不完全燃焼による一酸化炭素をはじめ、個別の有害物質など種々の成分があるということを改めて思い出してみてはどうでしょうか。
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たばこの煙
植物であるたばこの葉を乾燥・加工して、紙巻たばこは作られています。火をつけて吸っていると徐々に燃焼しますが、不完全燃焼でもあり、様々な「燃えかす」が生成されています。これらの「燃えかす」は、気体成分と、微粒子成分とに分けることができます。それらの成分の中には、発がん性が認められているもの(発がん性物質)も多くあります。
自分で吸う煙のことを主流煙、たばこの先から立ち上る煙を副流煙と言いますが、燃焼の状況などが異なるため、成分は同じではなく、副流煙のほうが多く認められる成分もあります。
たばこの煙の成分
たばこの煙には、一酸化炭素はもちろん中間産物的な化合物が無数に含まれています。こうした中間産物的な無数の化合物が液状に集まったのがタールです。たばこの葉だけでなく付着する種々の化学物質や紙などが燃える際無数の化合物が生成され、化学的に不安定であるため、たとえば生体物質(DNAなど含め)とも化学的に反応してからだに悪影響をもたらす恐れがあります。
一酸化炭素は呼気での簡便な測定が確立し、たばこの煙への曝露のめやすとして測定されています。急性の中毒を引き起こすまでの濃度ではないものの、喫煙者では大気汚染の基準濃度をはるかに超すような一酸化炭素濃度が呼気中で測定されることがあります。また、強い受動喫煙の曝露を受ける人でも喫煙者と近い値が観測されることがあります。一酸化炭素は酸素と競合して赤血球中のヘモグロビンと結合しますが、慢性的にこの状況が続くと酸素運搬能を増やそうとからだが反応する結果赤血球数が増えることがあり、血液の粘性が高まります。
ニコチンは化学物質としては「毒物」に指定されていますが、古くから知られる自律神経に作用する物質です。ニコチン自体には発がん性は認められていませんが、様々な代謝物が存在しそれら代謝物の中に発がん性があるものがあります。よって代謝物による発がん性と、ニコチンそのものによる循環器など自律神経を介した急性影響が大きな問題です。
たばこの箱には現在ニコチンとタールの量のみが記載されていますが、一定の方法による機械測定です。フィルターには通気口がたくさんあいていますが、特に唇や指でつぶしてしまい、実際に人が吸う状況とは異なります。
ついニコチンとタールのみ、と思いがちですが、そもそも不完全燃焼による一酸化炭素をはじめ、個別の有害物質など種々の成分があるということを改めて思い出してみてはどうでしょうか。
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▼ 酒は百害の源
「酒は百薬の長」という諺がある。確かに、適量を飲めば、栄養源にはなるし、気分も爽快になり、精神安定剤的な働きもする。しかし、長年精神科医をやっていると、酒のために身体をこわしたり、早死にをしたり、自殺をしたり、身を持ち崩したり、一家離散をしたり……する人がいかに多いかをいやというほど経験させられる。
2,000円の小遣いを持って酒を飲みに行くとする。良い酒を少量飲めば良いのに、この種の人は粗悪な安い酒を大量に飲む。そして得をしたと思っているが、そうではない。粗悪な酒を大量に飲み続けると、身体の弱い所からやられてくる。心臓が弱ければ心臓がやられるし、肝臓が弱ければ肝臓がやられる。脳が弱ければ脳がやられる。「酒は心のうさを晴らすもの」という歌の文句があるが、アルコールは昔、麻酔薬として使用されたこともあるくらいだから、多くの場合、精神安定剤や睡眠薬代わりになり、酔いがさめた時には気分が晴れやかになっていることが多い。しかし、時には気分が晴れるどころか、自殺に走ってしまうこともある。アルコールは脳の中枢を麻痺させる。そうなると自分をコントロールできなくなる。もしも潜在的な自殺願望があったとすれば、素面(しらふ)の時はその願望を抑圧していたものが、飲酒することによって歯止めがきかなくなり、自殺願望が表面に噴出して自殺に走ることもあるのである。
酒癖の悪い人もいる。笑い上戸(じょうご)ならまだしも、泣き上戸とかからみ上戸などはいただけない。彼らは酒の上のこととして大目に見てもらえると思っているらしいが、周囲の人たちは度重なると許してはくれない。結局は人間関係が悪くなり、孤立してしまう。
アルコール依存者には離婚している人が多い。配偶者に逃げられているケースが多いのである。アルコールにまつわる諸問題は結局、自分の意志で解決しなければならない。病気といっても、他の病気とは違う。治すのは自分である。そういうこともあって離婚率は高い。彼らは「意志が弱い」と嘆くが、どんな状態に追いつめられられても酒を飲み続けるとすれば、事そのことに関しては非常に意志が強いと反論する人もでてくる。自分の力でどうしても治せなければ、医師、家族、断酒会の人たちの協力をえて、まず断酒に踏み切ることである。節酒はあまり成功しない。少量の酒でも身体にはいると、人間がガラリと変わるからである。
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2,000円の小遣いを持って酒を飲みに行くとする。良い酒を少量飲めば良いのに、この種の人は粗悪な安い酒を大量に飲む。そして得をしたと思っているが、そうではない。粗悪な酒を大量に飲み続けると、身体の弱い所からやられてくる。心臓が弱ければ心臓がやられるし、肝臓が弱ければ肝臓がやられる。脳が弱ければ脳がやられる。「酒は心のうさを晴らすもの」という歌の文句があるが、アルコールは昔、麻酔薬として使用されたこともあるくらいだから、多くの場合、精神安定剤や睡眠薬代わりになり、酔いがさめた時には気分が晴れやかになっていることが多い。しかし、時には気分が晴れるどころか、自殺に走ってしまうこともある。アルコールは脳の中枢を麻痺させる。そうなると自分をコントロールできなくなる。もしも潜在的な自殺願望があったとすれば、素面(しらふ)の時はその願望を抑圧していたものが、飲酒することによって歯止めがきかなくなり、自殺願望が表面に噴出して自殺に走ることもあるのである。
酒癖の悪い人もいる。笑い上戸(じょうご)ならまだしも、泣き上戸とかからみ上戸などはいただけない。彼らは酒の上のこととして大目に見てもらえると思っているらしいが、周囲の人たちは度重なると許してはくれない。結局は人間関係が悪くなり、孤立してしまう。
アルコール依存者には離婚している人が多い。配偶者に逃げられているケースが多いのである。アルコールにまつわる諸問題は結局、自分の意志で解決しなければならない。病気といっても、他の病気とは違う。治すのは自分である。そういうこともあって離婚率は高い。彼らは「意志が弱い」と嘆くが、どんな状態に追いつめられられても酒を飲み続けるとすれば、事そのことに関しては非常に意志が強いと反論する人もでてくる。自分の力でどうしても治せなければ、医師、家族、断酒会の人たちの協力をえて、まず断酒に踏み切ることである。節酒はあまり成功しない。少量の酒でも身体にはいると、人間がガラリと変わるからである。
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激増するグレーゾーンの人たち
日本の国民一人当たりの酒の消費量は、年々増え、昭和20年代までは純アルコールに換算して年間2リットル以下だったのが、現在は約9リットルと4,5倍に増えた。その結果、アルコールによる肝障害も増加している。日本の飲酒人口も着実に増えています。
日本人の死因をみても、1位がん、2位心臓病、3位脳疾患と続き、9位に慢性肝疾患および肝硬変が登場する。30代後半から60歳代前半では死因の4位から6位に上昇している。さらに死因1位のがんも、臓器別でみると目下、胃がんがトップだが、数年後には肺がん、肝臓がんが胃がんを追い抜くとの予測もある。
人間ドックの検診結果からも肝障害の増加がはっきり現われている。1984年から10年間に全国の人間ドックで健康診断を受けた約180万人の検診結果によると、肝機能異常は当初10人に1人だったのが、調査最後年には4人に1人に激増した。その多くは肝機能が異常値に限りなく近い、いわゆるグレーゾーンの人たちだ。
うち8割が肥満で、40代の男性が大部分を占める。こうした男性群は過食のうえ、脂っこいものを好み、酒を飲み、不規則な生活習慣の人たち。完全なアルコール性肝障害を起こすタイプ。反対に、太っていないのに脂肪肝の人も。この人たちは酒を飲むときに、つまみをほとんど食べないで酒ばかり飲むタイプ。栄養が十分にとれず飲酒量だけが多く、肝臓へのダメージも大きい。
肝臓は「沈黙の臓器」といわれ、肝障害がひどくならないと、症状を現わさない。特に毎日、日本酒にして5合以上を10年以上続ける“大酒家”といわれる人は、飲酒習慣を変えない限り、間違いなくアルコール性肝硬変になる。
アルコール性が12〜13%
アルコールが原因の肝障害は、すべての肝障害の中でどれくらいあるのだろうか。東京慈恵会第三病院の田中照二教授は「肝硬変でみると、C型肝炎ウイルスによるものが50%、B型が30%。アルコールによるものが12〜13%だが、はっきりとは言い切れない」と言う。 大酒家で肝炎ウイルスが陰性で薬などの肝障害が見当らなければ、肝障害の原因はアルコールと特定できる。しかし、そうでない場合は判定が難しい。例えば、肝炎ウイルス陽性で、かつアルコールを飲んで肝障害を起こした場合。原因がウイルスか、アルコールか。あるいは両者半分ずつか、3対7の割合か、などといった具合。 確実な診断には、肝生検が必要で、アルコール性とウイルス性では肝臓の傷害を受けている場所が違うため、その違いから原因を特定できる。両者が原因となっている”複合型“も傷害の程度、場所から判定できる。
危険なアルコールに弱い人
ところで、アルコールは胃と小腸から吸収されて肝臓へと運ばれ、そこで摂取されたアルコールの90%以上がアセトアルデヒドへ、さらにアセテートへと分解、代謝され、最後は炭酸ガスと水になって、排出される。
ところが、同じように飲んでいても、酒に強い人と弱い人があり、一滴も飲めない人もいる。人種差もあり、「日本人は欧米人に比べてアルコールに弱い人が多い」(田中教授)。ある調査によると、日本人ではアルコールを分解、代謝する酵素の能力が完全な遺伝子を持つ人が6割、低い人が3割、分解能力がない完全な「下戸」が一割だという。
田中教授は「分解能力の低い人、まったく飲めない人は要注意」と警告する。このような人はアルコールの中間代謝産物で毒性の強いアセトアルデヒドが長い時間血液中を巡回することになる。その結果、頭が痛くなったり、吐いたり、“悪酔い”する。宴会などで“一気飲み”して、急性アルコール中毒で急死するのもこうした人に多いという。
また、もともと酒が飲めない体質なのに、“鍛えて”飲めるようになっても「喜ぶことではない」と田中教授は言う。アルコールを代謝、分解する酵素が増えたわけではなく、肝臓の別の酵素が代役を務めるようになっただけのこと。肝臓に負担がかかり、能力が完全な人に比べて、アルコールによる脂肪肝、肝線維症、肝炎、肝硬変へと進行する率が高い。
肝臓の健康を考えるなら、日本酒で一日に2合以下、ビールなら大瓶2本以下、ウイスキーならダブルで2杯まで。最低でも週に一日は「休肝日」を設けることだ。
市販薬でも肝障害起こす?
薬による肝障害も“日常茶飯事”で起きている。すべての肝障害の10〜20%を占めるという専門家もいる。なぜ、このように薬による肝障害が増えたのか。その理由は、軽い肝障害も発見されるようになったこと、薬の副作用について、医師や患者の関心が深くなったこと、昭和30年代以降開発される新薬が多くなったこと\などが挙げられる。
これら薬物性肝障害は、薬そのものの毒性によるものと、薬アレルギーによるものとがあるが、ほとんどの薬が肝障害を起こす可能性がある。
薬物性、薬アレルギー性を含めて、肝障害を起こす恐れのあるものを挙げると、セファロソポリン系、ペニシリン系などの抗生物質。全身麻酔薬、解熱、鎮痛薬、抗てんかん薬などの中枢神経作用薬。サルファ剤、抗結核薬などの化学療法剤。降圧剤、抗不整脈薬、抗動脈硬化薬、血管拡張剤などの循環器作用薬。肝疾患用薬、下剤、胃疾患用薬などの消化器作用薬など。
田中教授の病院では、内科に入院した患者のうち、薬で肝障害を起こした患者は年間十数例あり、高血圧で入院した患者で肝機能検査で異常を示すものも。原因不明の肝障害の中にも薬が原因の可能性のあるものもあるという。
薬局や薬店で市販されている薬にも肝障害などいろいろな副作用を起こす恐れのあるものも少なくない。最近は医師が処方している薬が、医師の診断なしに薬局、薬店で買えるようになった。中には使用上の注意に「血液の病気、腎臓、肝臓の病気…の人は服用しないでください」というものまである。市販の薬とはいえ、「能書」をよく読んでから服用しないと、副作用を起こす恐れがある。
主なアルコールによる肝障害の種類
アルコール性脂肪肝
毎日、日本酒に換算して平均3合以上の飲酒を、少なくとも5年以上続けている「常習飲酒家」に起こる。常習飲酒による肝臓の脂肪代謝障害のため、食物中の中性脂肪が代謝されないまま肝細胞内に沈着した病態で、禁酒によって速やかに治る。しかし、そのまま飲酒を続けていると、高度の肝障害へと進行していく。
アルコール性肝炎
「常習飲酒家」で、飲酒量の増加を契機に、肝細胞の変性、壊死と炎症反応を生じたもの。軽症なものから、極めて高度で急性肝不全の状態に陥り、短期間に死亡してしまうものまである。また、肝炎の程度が重くなくても、飲酒を続けていると、時に禁酒しても肝硬変へと進行してしまうものもある。
アルコール性肝硬変
毎日、日本酒に換算して5合以上を10年以上続けた「大酒家」で、特徴的な肝臓の病変が見られる。肝臓の表面はゴツゴツして硬くなり、肝臓の働きも落ちる、アルコール性肝障害の終末像。
アルコール性肝線維症
「常習飲酒家」で、肝臓に比較的特有な形状をした線維化が起こる。日本に比較的多い。飲酒を継続することによって、肝硬変へと進行する。
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ガン末期からの生還他ビデオ特集
日本の国民一人当たりの酒の消費量は、年々増え、昭和20年代までは純アルコールに換算して年間2リットル以下だったのが、現在は約9リットルと4,5倍に増えた。その結果、アルコールによる肝障害も増加している。日本の飲酒人口も着実に増えています。
日本人の死因をみても、1位がん、2位心臓病、3位脳疾患と続き、9位に慢性肝疾患および肝硬変が登場する。30代後半から60歳代前半では死因の4位から6位に上昇している。さらに死因1位のがんも、臓器別でみると目下、胃がんがトップだが、数年後には肺がん、肝臓がんが胃がんを追い抜くとの予測もある。
人間ドックの検診結果からも肝障害の増加がはっきり現われている。1984年から10年間に全国の人間ドックで健康診断を受けた約180万人の検診結果によると、肝機能異常は当初10人に1人だったのが、調査最後年には4人に1人に激増した。その多くは肝機能が異常値に限りなく近い、いわゆるグレーゾーンの人たちだ。
うち8割が肥満で、40代の男性が大部分を占める。こうした男性群は過食のうえ、脂っこいものを好み、酒を飲み、不規則な生活習慣の人たち。完全なアルコール性肝障害を起こすタイプ。反対に、太っていないのに脂肪肝の人も。この人たちは酒を飲むときに、つまみをほとんど食べないで酒ばかり飲むタイプ。栄養が十分にとれず飲酒量だけが多く、肝臓へのダメージも大きい。
肝臓は「沈黙の臓器」といわれ、肝障害がひどくならないと、症状を現わさない。特に毎日、日本酒にして5合以上を10年以上続ける“大酒家”といわれる人は、飲酒習慣を変えない限り、間違いなくアルコール性肝硬変になる。
アルコール性が12〜13%
アルコールが原因の肝障害は、すべての肝障害の中でどれくらいあるのだろうか。東京慈恵会第三病院の田中照二教授は「肝硬変でみると、C型肝炎ウイルスによるものが50%、B型が30%。アルコールによるものが12〜13%だが、はっきりとは言い切れない」と言う。 大酒家で肝炎ウイルスが陰性で薬などの肝障害が見当らなければ、肝障害の原因はアルコールと特定できる。しかし、そうでない場合は判定が難しい。例えば、肝炎ウイルス陽性で、かつアルコールを飲んで肝障害を起こした場合。原因がウイルスか、アルコールか。あるいは両者半分ずつか、3対7の割合か、などといった具合。 確実な診断には、肝生検が必要で、アルコール性とウイルス性では肝臓の傷害を受けている場所が違うため、その違いから原因を特定できる。両者が原因となっている”複合型“も傷害の程度、場所から判定できる。
危険なアルコールに弱い人
ところで、アルコールは胃と小腸から吸収されて肝臓へと運ばれ、そこで摂取されたアルコールの90%以上がアセトアルデヒドへ、さらにアセテートへと分解、代謝され、最後は炭酸ガスと水になって、排出される。
ところが、同じように飲んでいても、酒に強い人と弱い人があり、一滴も飲めない人もいる。人種差もあり、「日本人は欧米人に比べてアルコールに弱い人が多い」(田中教授)。ある調査によると、日本人ではアルコールを分解、代謝する酵素の能力が完全な遺伝子を持つ人が6割、低い人が3割、分解能力がない完全な「下戸」が一割だという。
田中教授は「分解能力の低い人、まったく飲めない人は要注意」と警告する。このような人はアルコールの中間代謝産物で毒性の強いアセトアルデヒドが長い時間血液中を巡回することになる。その結果、頭が痛くなったり、吐いたり、“悪酔い”する。宴会などで“一気飲み”して、急性アルコール中毒で急死するのもこうした人に多いという。
また、もともと酒が飲めない体質なのに、“鍛えて”飲めるようになっても「喜ぶことではない」と田中教授は言う。アルコールを代謝、分解する酵素が増えたわけではなく、肝臓の別の酵素が代役を務めるようになっただけのこと。肝臓に負担がかかり、能力が完全な人に比べて、アルコールによる脂肪肝、肝線維症、肝炎、肝硬変へと進行する率が高い。
肝臓の健康を考えるなら、日本酒で一日に2合以下、ビールなら大瓶2本以下、ウイスキーならダブルで2杯まで。最低でも週に一日は「休肝日」を設けることだ。
市販薬でも肝障害起こす?
薬による肝障害も“日常茶飯事”で起きている。すべての肝障害の10〜20%を占めるという専門家もいる。なぜ、このように薬による肝障害が増えたのか。その理由は、軽い肝障害も発見されるようになったこと、薬の副作用について、医師や患者の関心が深くなったこと、昭和30年代以降開発される新薬が多くなったこと\などが挙げられる。
これら薬物性肝障害は、薬そのものの毒性によるものと、薬アレルギーによるものとがあるが、ほとんどの薬が肝障害を起こす可能性がある。
薬物性、薬アレルギー性を含めて、肝障害を起こす恐れのあるものを挙げると、セファロソポリン系、ペニシリン系などの抗生物質。全身麻酔薬、解熱、鎮痛薬、抗てんかん薬などの中枢神経作用薬。サルファ剤、抗結核薬などの化学療法剤。降圧剤、抗不整脈薬、抗動脈硬化薬、血管拡張剤などの循環器作用薬。肝疾患用薬、下剤、胃疾患用薬などの消化器作用薬など。
田中教授の病院では、内科に入院した患者のうち、薬で肝障害を起こした患者は年間十数例あり、高血圧で入院した患者で肝機能検査で異常を示すものも。原因不明の肝障害の中にも薬が原因の可能性のあるものもあるという。
薬局や薬店で市販されている薬にも肝障害などいろいろな副作用を起こす恐れのあるものも少なくない。最近は医師が処方している薬が、医師の診断なしに薬局、薬店で買えるようになった。中には使用上の注意に「血液の病気、腎臓、肝臓の病気…の人は服用しないでください」というものまである。市販の薬とはいえ、「能書」をよく読んでから服用しないと、副作用を起こす恐れがある。
主なアルコールによる肝障害の種類
アルコール性脂肪肝
毎日、日本酒に換算して平均3合以上の飲酒を、少なくとも5年以上続けている「常習飲酒家」に起こる。常習飲酒による肝臓の脂肪代謝障害のため、食物中の中性脂肪が代謝されないまま肝細胞内に沈着した病態で、禁酒によって速やかに治る。しかし、そのまま飲酒を続けていると、高度の肝障害へと進行していく。
アルコール性肝炎
「常習飲酒家」で、飲酒量の増加を契機に、肝細胞の変性、壊死と炎症反応を生じたもの。軽症なものから、極めて高度で急性肝不全の状態に陥り、短期間に死亡してしまうものまである。また、肝炎の程度が重くなくても、飲酒を続けていると、時に禁酒しても肝硬変へと進行してしまうものもある。
アルコール性肝硬変
毎日、日本酒に換算して5合以上を10年以上続けた「大酒家」で、特徴的な肝臓の病変が見られる。肝臓の表面はゴツゴツして硬くなり、肝臓の働きも落ちる、アルコール性肝障害の終末像。
アルコール性肝線維症
「常習飲酒家」で、肝臓に比較的特有な形状をした線維化が起こる。日本に比較的多い。飲酒を継続することによって、肝硬変へと進行する。
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日本人はアルコールをどのくらい摂取しているか
・「お酒」とは
お酒は、酒税法では酒類、食品衛生法では酒清飲科(アルコール飲料)と呼ばれます。アルコールを1%以上含む飲料のことをいいます。
1 主なお酒
穀類・果実を原科として、発酵させてつくった酒が醸造酒です。発酵によってつくった酒をさらに蒸留して、アルコール含有の割合が増したものが蒸留酒です。
2 どんなお酒をどのくらい飲んでいるか
現在、日本人の酒類の消費量を成人1人あたりに換算すると、およそ1日に260ml飲んでいます。このうち、ビールが全体の約3分の2を占め、以下多い順に清酒、ウイスキー、ワイン、その他となります。
からだに及ぼす影響を考えるには、含まれるアルコール量に換算する必要があります。
摂取する純アルコールの量としてみた場合は、ビールと清酒とで差はなくなっています。焼酎、ウイスキーも割合がぐっと高くなっています。
・純アルコールに換算して考える必要がある
おおまかな目安として、清酒1合、ビール大びん1本、焼酎お湯割り1合、ウイスキーでダブル1杯、ワインでグラス2杯は、ほぼ同量のアルコールを含むと考えてよいでしょう。
・飲酒する人の割合
成人のうち飲酒する人は、およそ男性で8割、女性で6割といわれています。月1〜2回、食前酒を楽しむ人から、連日おちょうしを5本以上もあける人までさまざまです。
清酒に換算して、1日に5〜6合以上を飲む人を大量飲酒者といい、成人男女合計で220万人いるという推計もあります。こういう人たちは毎日、純アルコールを150ml程度摂取していることになり、いずれなんらかの健康障害をおこす可能性があります。
アルコールはからだの中でどうなるか
1 アルコールの吸収と分解
・アルコールはまず胃で吸収される
飲んだアルコールは、まず胃から吸収されます。通常は30〜40分かかっておよそ30%程度が吸収されますが、胃に食べ物があるとその時間は長びきます。また、空腹状態で蒸留酒のようなアルコール濃度の高いお酒を飲んだときは吸収量も多く、吸収速度も速くなります。
残りは小腸に移行し、すみやかに吸収されます。胃および小腸で吸収されたアルコールは、門脈を通って肝臓に運ばれます。
・一部は肝臓を通り抜けて血液中に移行する
肝臓に入ったアルコールの一部は、そのまま通り抜けて、きわめて短時間のうちに全身の血液や体液中にいきわたり、血液中のアルコール濃度が高くなります。
また、飲んだアルコールの3%程度は、呼気や尿中に排出されます。お酒を飲んだあと、息や尿が酒くさいのはこのためです。
・肝臓でアルコールが代謝(酸化)されるしくみ
大部分のアルコールは、肝臓で分解(酸化)されてアセトアルデヒドとなり、ついで酢酸に分解されます。酢酸は、一部は肝臓で利用されますが、大部分は全身の筋肉や脂肪組織に運ばれて、最後は二酸化炭素と水になって、体外へ排出されます。
2 エネルギー源としてのアルコール
アルコールは、上に述べた、二酸化炭素と水に分解される過程でエネルギ一を発生し、筋肉などの組織で仕事や成長に利用されます。
・飲酒の場合のアルコールのエネルギ一価は1gあたり5〜7kcal
空気中では、アルコールは1gで7kcalの熱を発生します。しかし、飲酒で多量に摂取した場合には、呼気や尿中に失われる量、実際の利用率などを考えて、5kcalとするのが適当だとされています。
・アルコールが過剰なときはマイナス効果のほうが大きくなることも
しかしながら、お酒の飲みすぎで他の食べ物をとる量が減ったり、体内で代謝が不完全におわるようになると、全体としてマイナス効果を生みます。こうなると、アルコールに仕事や成長のエネルギーを期待するどころではありません。
3 アルコールに強い、弱い
・”飲める””飲めない”は生まれつきのもの
少量の酒でも顔が赤くなり、動悸や頭痛がする人がいます。このような人では、アルコールの代謝産物であるアセトアルデヒドを速やかに分解する酵素のはたらきが、生まれつき低いのです。そのため、すこしお酒を飲んでも血液のアセトアルデヒド濃度が高くなります。アセトアルデヒドは、アルコールそのものよりはるかに毒注が強く、皮膚の血管を拡張して顔面を紅潮させるだけでなく、いわゆる悪酔いの原因となります。
・イッキ飲み飲酒の無理強いは要注意
日本人の約半数は、アセトアルデヒドの分解がうまくいかない人たちです。顔がまっ赤になっても、多少は飲酒可能な人もいますが、全くお酒を受けつけない人もいます。いわゆるイッキ飲みや、飲酒の無理強いによって、急性アルコール中毒をおこす危険があるので注意が必要です。
・普通に飲める人の、酒酔いの程度と血中アルコール濃度との関係
飲酒をはじめると、血液中のアルコール濃度はしだいに上昇し、「酔い」がおこってきます。普通に飲める人の、血液中のアルコール濃度と酒酔いの程度のおよその目安を表に示しました。
血液中のアルコール濃度の上がりかたは、飲む速さ、一緒にとる食事の量や種類などによって違ってきます。胃が空っぽの状態でウイスキーなどのストレートなどをいちどに多量に飲むと、血液中のアルコール濃度は急激に高くなり、酔いもはやくまわります。
・受け入れる物(体液量)が小さい人ほど作用を強く受けやすい
酒酔いは、アルコールが脳に薬物としての作用を及ぼした結果としてあらわれたものです。アルコールは酔いのほか、からだにさまざまな作用を及ぼします。その作用のあらわれ方は、一般的にいって、体液量が少ない人、(体格の小さい人)、女性や老人に大きめになると考えられています。
アルコールが全身に及ぼす作用
吸収されて血液に入り、全身をめぐるアルコールは、その過程で、体内のあらゆる臓器に影響を及ぼしはじめます。
1 薬物としてのアルコールがおこす急性の生理的変化
・アルコールという物質は、体外から入ってきた異物である
アルコールは、生体では生成されない、いわば体外から入ってきた異物であり、からだの基本的な生理活動とは関係ありません。必須の栄養素でもありません。ですから、アルコールがからだに及ぼす変化は、薬物としての作用と考えられています。
・胃や肝臓など消化器系に対する作用
少量のアルコールは、胃の血流をよくし、胃液の分泌を促し、食欲を増してくれます。ただし、大量のアルコールは逆に胃液の分泌を抑えるだけでなく、胃粘膜を傷つけます。小腸では、ビタミン(B群)の吸収を妨げることが知られています。
アルコールは肝臓内では、脂肪の合成を増したり、たん白質の合成を抑制するなど、代謝に変化をおこします。とくに注意したいのは、薬と一緒にアルコールを摂取した場合です。肝臓はアルコールの処理を優先させるため、薬の解毒があとまわしになり、薬の作用が強くですぎたり長く続きすぎたりすることがあります。
・利尿作用(脱水作用)
飲酒時には尿量が多くなることはよく経験します。これは血液中のアルコール濃度が高まると、浸透圧の影響でからだから水を奪って尿として排出してしまうなどのためです。飲酒後にのどがかわくのはそのためです。
・脳(中枢神経系)への作用
脳はアルコールによって、もっとも強く作用をうける部位です。いわば、脳が眠った状態になり、前に述べた「酒酔い」がおこってきます。血液中のアルコール濃度が高くなるほど、脳の眠り(抑制)は深くなります。
・血管系に対する作用
アルコールは皮膚の末梢血管の血流量を増やし、温熱感(顔のほてりなど)がおこり、からだからの放熱量が増します。
2 飲みすぎるとおこってくる健康障害
アルコールのとりすぎが、長年つづいていると、肝臓をはじめ、いろいろな臓器に障害が生じてきます。
・アルコールと肝障害
体内に入ったアルコールの大部分は肝臓で処理されます。そのため、アルコールの直接的な作用で障害が生じます。アルコールによる初期の肝障害は、飲酒をやめれば速やかに消えたり、改菩するのが特徴です。
しかし、1日に、アルコールにして100ml(清酒で3.5合)をとりつづけると、重い肝障害をおこす危険が高いと考えられています。女性は男性に比ベ肝障害がおこりやすく、また、短期間で重症の肝障害になりますので、注意が必要です。
・アルコールと高皿圧、脳卒中
少量のアルコール(25ml程度)は、動脈硬化を予防するようにはたらくといわれています。しかし、毎日飲んでいる人ほど、高血圧になりやすくなります。そのため、脳卒中をおこす危険度も高くなります。そして、ふだんの量よりアルコール摂取量を減らすと、血圧が下がってくることもわかっています。
・アルコールと心臓病
長年、大量のアルコールをとりつづけていると、心筋を傷つけ、異常があらわれてきます。また、休日などに大量のアルコールをとった翌日に、不整脈がおこることがあります。
・アルコールへの依存症
毎日アルコールを大量に摂取している人が、酒がきれたとき、夜眠れない、朝起きると指先がふるえてる、などのことがおこることがあります。これはアルコール離脱症状(禁断症状)です。
アルコールには、もともと身体依存(アルコールを求めるからだ)におちいらせる性質があるのです。これに、イライラをしずめるために酒を飲むといった精神依存(アルコールを求めるこころ)が加わると大変です。しまいには、仕事のことも家庭のことも、また自分自身の健康のことも気を配るゆとりはなくなり、アルコールに溺れる状態となってしまいます。
こうなりたくなければ、毎日毎日、アルコールを大量に摂取するという習慣を変えることです。
健康をそこなわないための飲酒法
健康な生活をおくるためには「適正飲酒」を守ることが大切です。
1 週に2日程度は肝臓を休ませる
毎日かかさず飲酒するのは、肝臓に負担をかけつづけるだけでなく、習慣性となるので好ましくありません。1週間に少なくとも1〜2日は、酒を飲まない日をつくりましょう。
2 清酒換算で1〜2合にとどめる
健康をそこなわないためには、清酒に換算して1日に1〜2合が適量と考えられています。いま飲んでいる量を少し減らしましょう。ほろ酔い加減でやめておきたいところです。
3 食べながら飲む
強いお酒を空きっ腹に流しこむのはいけません、胃の粘膜を保護するために、また、吸収速度を緩和するために、たん白質や脂肪、ビタミン豊富な食べ物をつまみにしながら、楽しい雰囲気で飲みましょう。
4 妊娠中は酒をひかえる
妊娠中に飲酒すると、障害(胎児性アルコール症候群)をもった赤ちゃんが生まれる可能性があります。妊娠中、あるいは妊娠が予測される人は、飲酒をひかえましょう。
おわりに
飲酒の習慣はアルコールの過剰摂取をまねきやすいものです。その結果、アルコール性肝障害やアルコール依存症がひき起こされ、これが進行すると肝硬変や神経障害になり、人生を破局に導くことにもなります。
とはいえ、アルコールは適度に摂取するかぎりはそのような心配はなく、プラスの効果も期待できます。食前酒は心身の緊張をほぐし食欲を増進させ、また、社交の場では人間関係をスムーズにし、精神的な意味で役立つこともあります。晩酌は一日の疲れをいやし、明日への英気を養います。ときどきご厄介になる寝酒は入眠を容易にします。しかし、これも深酒の場合は睡眠そのものが分断されてしまいます。
アルコールは、以上述べてきたように、健康に直接的に影響を及ぼします。アルコールは依存性をもった薬物でもあるので、飲み方については自分自身をしっかりとコントロールすることが必要です。
ダイエット・美容・健康の情報
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・「お酒」とは
お酒は、酒税法では酒類、食品衛生法では酒清飲科(アルコール飲料)と呼ばれます。アルコールを1%以上含む飲料のことをいいます。
1 主なお酒
穀類・果実を原科として、発酵させてつくった酒が醸造酒です。発酵によってつくった酒をさらに蒸留して、アルコール含有の割合が増したものが蒸留酒です。
2 どんなお酒をどのくらい飲んでいるか
現在、日本人の酒類の消費量を成人1人あたりに換算すると、およそ1日に260ml飲んでいます。このうち、ビールが全体の約3分の2を占め、以下多い順に清酒、ウイスキー、ワイン、その他となります。
からだに及ぼす影響を考えるには、含まれるアルコール量に換算する必要があります。
摂取する純アルコールの量としてみた場合は、ビールと清酒とで差はなくなっています。焼酎、ウイスキーも割合がぐっと高くなっています。
・純アルコールに換算して考える必要がある
おおまかな目安として、清酒1合、ビール大びん1本、焼酎お湯割り1合、ウイスキーでダブル1杯、ワインでグラス2杯は、ほぼ同量のアルコールを含むと考えてよいでしょう。
・飲酒する人の割合
成人のうち飲酒する人は、およそ男性で8割、女性で6割といわれています。月1〜2回、食前酒を楽しむ人から、連日おちょうしを5本以上もあける人までさまざまです。
清酒に換算して、1日に5〜6合以上を飲む人を大量飲酒者といい、成人男女合計で220万人いるという推計もあります。こういう人たちは毎日、純アルコールを150ml程度摂取していることになり、いずれなんらかの健康障害をおこす可能性があります。
アルコールはからだの中でどうなるか
1 アルコールの吸収と分解
・アルコールはまず胃で吸収される
飲んだアルコールは、まず胃から吸収されます。通常は30〜40分かかっておよそ30%程度が吸収されますが、胃に食べ物があるとその時間は長びきます。また、空腹状態で蒸留酒のようなアルコール濃度の高いお酒を飲んだときは吸収量も多く、吸収速度も速くなります。
残りは小腸に移行し、すみやかに吸収されます。胃および小腸で吸収されたアルコールは、門脈を通って肝臓に運ばれます。
・一部は肝臓を通り抜けて血液中に移行する
肝臓に入ったアルコールの一部は、そのまま通り抜けて、きわめて短時間のうちに全身の血液や体液中にいきわたり、血液中のアルコール濃度が高くなります。
また、飲んだアルコールの3%程度は、呼気や尿中に排出されます。お酒を飲んだあと、息や尿が酒くさいのはこのためです。
・肝臓でアルコールが代謝(酸化)されるしくみ
大部分のアルコールは、肝臓で分解(酸化)されてアセトアルデヒドとなり、ついで酢酸に分解されます。酢酸は、一部は肝臓で利用されますが、大部分は全身の筋肉や脂肪組織に運ばれて、最後は二酸化炭素と水になって、体外へ排出されます。
2 エネルギー源としてのアルコール
アルコールは、上に述べた、二酸化炭素と水に分解される過程でエネルギ一を発生し、筋肉などの組織で仕事や成長に利用されます。
・飲酒の場合のアルコールのエネルギ一価は1gあたり5〜7kcal
空気中では、アルコールは1gで7kcalの熱を発生します。しかし、飲酒で多量に摂取した場合には、呼気や尿中に失われる量、実際の利用率などを考えて、5kcalとするのが適当だとされています。
・アルコールが過剰なときはマイナス効果のほうが大きくなることも
しかしながら、お酒の飲みすぎで他の食べ物をとる量が減ったり、体内で代謝が不完全におわるようになると、全体としてマイナス効果を生みます。こうなると、アルコールに仕事や成長のエネルギーを期待するどころではありません。
3 アルコールに強い、弱い
・”飲める””飲めない”は生まれつきのもの
少量の酒でも顔が赤くなり、動悸や頭痛がする人がいます。このような人では、アルコールの代謝産物であるアセトアルデヒドを速やかに分解する酵素のはたらきが、生まれつき低いのです。そのため、すこしお酒を飲んでも血液のアセトアルデヒド濃度が高くなります。アセトアルデヒドは、アルコールそのものよりはるかに毒注が強く、皮膚の血管を拡張して顔面を紅潮させるだけでなく、いわゆる悪酔いの原因となります。
・イッキ飲み飲酒の無理強いは要注意
日本人の約半数は、アセトアルデヒドの分解がうまくいかない人たちです。顔がまっ赤になっても、多少は飲酒可能な人もいますが、全くお酒を受けつけない人もいます。いわゆるイッキ飲みや、飲酒の無理強いによって、急性アルコール中毒をおこす危険があるので注意が必要です。
・普通に飲める人の、酒酔いの程度と血中アルコール濃度との関係
飲酒をはじめると、血液中のアルコール濃度はしだいに上昇し、「酔い」がおこってきます。普通に飲める人の、血液中のアルコール濃度と酒酔いの程度のおよその目安を表に示しました。
血液中のアルコール濃度の上がりかたは、飲む速さ、一緒にとる食事の量や種類などによって違ってきます。胃が空っぽの状態でウイスキーなどのストレートなどをいちどに多量に飲むと、血液中のアルコール濃度は急激に高くなり、酔いもはやくまわります。
・受け入れる物(体液量)が小さい人ほど作用を強く受けやすい
酒酔いは、アルコールが脳に薬物としての作用を及ぼした結果としてあらわれたものです。アルコールは酔いのほか、からだにさまざまな作用を及ぼします。その作用のあらわれ方は、一般的にいって、体液量が少ない人、(体格の小さい人)、女性や老人に大きめになると考えられています。
アルコールが全身に及ぼす作用
吸収されて血液に入り、全身をめぐるアルコールは、その過程で、体内のあらゆる臓器に影響を及ぼしはじめます。
1 薬物としてのアルコールがおこす急性の生理的変化
・アルコールという物質は、体外から入ってきた異物である
アルコールは、生体では生成されない、いわば体外から入ってきた異物であり、からだの基本的な生理活動とは関係ありません。必須の栄養素でもありません。ですから、アルコールがからだに及ぼす変化は、薬物としての作用と考えられています。
・胃や肝臓など消化器系に対する作用
少量のアルコールは、胃の血流をよくし、胃液の分泌を促し、食欲を増してくれます。ただし、大量のアルコールは逆に胃液の分泌を抑えるだけでなく、胃粘膜を傷つけます。小腸では、ビタミン(B群)の吸収を妨げることが知られています。
アルコールは肝臓内では、脂肪の合成を増したり、たん白質の合成を抑制するなど、代謝に変化をおこします。とくに注意したいのは、薬と一緒にアルコールを摂取した場合です。肝臓はアルコールの処理を優先させるため、薬の解毒があとまわしになり、薬の作用が強くですぎたり長く続きすぎたりすることがあります。
・利尿作用(脱水作用)
飲酒時には尿量が多くなることはよく経験します。これは血液中のアルコール濃度が高まると、浸透圧の影響でからだから水を奪って尿として排出してしまうなどのためです。飲酒後にのどがかわくのはそのためです。
・脳(中枢神経系)への作用
脳はアルコールによって、もっとも強く作用をうける部位です。いわば、脳が眠った状態になり、前に述べた「酒酔い」がおこってきます。血液中のアルコール濃度が高くなるほど、脳の眠り(抑制)は深くなります。
・血管系に対する作用
アルコールは皮膚の末梢血管の血流量を増やし、温熱感(顔のほてりなど)がおこり、からだからの放熱量が増します。
2 飲みすぎるとおこってくる健康障害
アルコールのとりすぎが、長年つづいていると、肝臓をはじめ、いろいろな臓器に障害が生じてきます。
・アルコールと肝障害
体内に入ったアルコールの大部分は肝臓で処理されます。そのため、アルコールの直接的な作用で障害が生じます。アルコールによる初期の肝障害は、飲酒をやめれば速やかに消えたり、改菩するのが特徴です。
しかし、1日に、アルコールにして100ml(清酒で3.5合)をとりつづけると、重い肝障害をおこす危険が高いと考えられています。女性は男性に比ベ肝障害がおこりやすく、また、短期間で重症の肝障害になりますので、注意が必要です。
・アルコールと高皿圧、脳卒中
少量のアルコール(25ml程度)は、動脈硬化を予防するようにはたらくといわれています。しかし、毎日飲んでいる人ほど、高血圧になりやすくなります。そのため、脳卒中をおこす危険度も高くなります。そして、ふだんの量よりアルコール摂取量を減らすと、血圧が下がってくることもわかっています。
・アルコールと心臓病
長年、大量のアルコールをとりつづけていると、心筋を傷つけ、異常があらわれてきます。また、休日などに大量のアルコールをとった翌日に、不整脈がおこることがあります。
・アルコールへの依存症
毎日アルコールを大量に摂取している人が、酒がきれたとき、夜眠れない、朝起きると指先がふるえてる、などのことがおこることがあります。これはアルコール離脱症状(禁断症状)です。
アルコールには、もともと身体依存(アルコールを求めるからだ)におちいらせる性質があるのです。これに、イライラをしずめるために酒を飲むといった精神依存(アルコールを求めるこころ)が加わると大変です。しまいには、仕事のことも家庭のことも、また自分自身の健康のことも気を配るゆとりはなくなり、アルコールに溺れる状態となってしまいます。
こうなりたくなければ、毎日毎日、アルコールを大量に摂取するという習慣を変えることです。
健康をそこなわないための飲酒法
健康な生活をおくるためには「適正飲酒」を守ることが大切です。
1 週に2日程度は肝臓を休ませる
毎日かかさず飲酒するのは、肝臓に負担をかけつづけるだけでなく、習慣性となるので好ましくありません。1週間に少なくとも1〜2日は、酒を飲まない日をつくりましょう。
2 清酒換算で1〜2合にとどめる
健康をそこなわないためには、清酒に換算して1日に1〜2合が適量と考えられています。いま飲んでいる量を少し減らしましょう。ほろ酔い加減でやめておきたいところです。
3 食べながら飲む
強いお酒を空きっ腹に流しこむのはいけません、胃の粘膜を保護するために、また、吸収速度を緩和するために、たん白質や脂肪、ビタミン豊富な食べ物をつまみにしながら、楽しい雰囲気で飲みましょう。
4 妊娠中は酒をひかえる
妊娠中に飲酒すると、障害(胎児性アルコール症候群)をもった赤ちゃんが生まれる可能性があります。妊娠中、あるいは妊娠が予測される人は、飲酒をひかえましょう。
おわりに
飲酒の習慣はアルコールの過剰摂取をまねきやすいものです。その結果、アルコール性肝障害やアルコール依存症がひき起こされ、これが進行すると肝硬変や神経障害になり、人生を破局に導くことにもなります。
とはいえ、アルコールは適度に摂取するかぎりはそのような心配はなく、プラスの効果も期待できます。食前酒は心身の緊張をほぐし食欲を増進させ、また、社交の場では人間関係をスムーズにし、精神的な意味で役立つこともあります。晩酌は一日の疲れをいやし、明日への英気を養います。ときどきご厄介になる寝酒は入眠を容易にします。しかし、これも深酒の場合は睡眠そのものが分断されてしまいます。
アルコールは、以上述べてきたように、健康に直接的に影響を及ぼします。アルコールは依存性をもった薬物でもあるので、飲み方については自分自身をしっかりとコントロールすることが必要です。
ダイエット・美容・健康の情報
プロテインのことならココ
ガン末期からの生還他ビデオ特集
▼ アルコールと健康
若山牧水の酒の歌
「ふくみたる酒のにほいのおのづから独り匂へるわが心かも」
「人の世にたのしみ多し然れども酒なしにしてなにのたのしみ」
「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり」
旅と酒をこよなく愛した漂泊の歌人、若山牧水は生涯に約8,000首の歌を残した。そのうち360首が酒の歌である。43歳の若さで世を去った牧水は、30代半ばから酒による心身の不調が著しく禁酒の努力を重ねたが、愛する酒の前ではどうにもならず、最後にはその愛する酒のために死を早めたといわれている。
牧水の酒量は「朝2合、昼2合、夜2合、合わせて1升、桝目が違うといい給うな、この液体の体質だ」という状況で、死の床にあってなお飲みつづけたことはよく知られている。死因は急性胃腸炎兼肝臓硬変症とされている。当時の医学でも現在でいうところの肝硬変を患っていたことは明らかであったようだ。
酒と医学、宗教
牧水は代々医者の家に生まれたが、酒と医学は関連が深い。例えば、スピリッツのジン。17世紀オランダのライデン大学の医学者が解熱剤として発明したものである。宗教とアルコールの関係に言及すると、ヨーロッパの修道院はビールやワインの製造現場でもあった。有名なシャンパン「ドン・ペリニヨン」はシャンパンを偶発的に発明した修道士の名前であることはよく知られている。
健康日本21
さて、「健康日本21」では、アルコール飲料を生活・文化の一部として親しまれているとしながらも、アルコールの持つ以下4つの特性から、国民の健康を考えるにあたって考慮すべきものとしている。
(1) 致酔性
(2) 慢性影響による臓器障害
(3) 依存性
(4) 未成年への影響、妊婦を通じた胎児への影響
また、アルコールは直接的な健康障害だけでなく、交通事故などの社会的影響も大きいため、世界保健機関ではこれらを含めた総合対策を講じるように提言している。こうした背景を踏まえて「健康日本 」では3つの課題について取り組むこととしている。
(1) 多量飲酒問題の早期発見と適切な対応
(2) 未成年の飲酒防止
(3) アルコールと健康についての知識の普及
以下、課題ごとに詳細を記す。
多量飲酒
平均1日あたり、日本酒で3合(純アルコール換算で約60グラム)以上飲む人が成人男性で4.1%、成人女性で0.3%であると、健康・体力づくり事業財団が平成8年度に実施した「健康づくりに関する意識調査」において報告されている。別の調査によると、咽頭がん、食道がんのリスクは3合以上の飲酒者になると増大し、喉頭がん、肝臓がん、肝硬変についてみると2合で線を引くことができる。そこで、西暦2010年までに、1日平均3合以上の飲酒者を現在よりも2割減らす目標を立てたところである。
未成年の飲酒
未成年の飲酒状況を調べた最近の調査によると、中学3年生の男子で25%、女子で17%、高校3年生の男子で52%、女子で36.7%が月1回以上の頻度で飲酒をしていることが明らかになった。そこで、西暦2010年までに、この値を0%にしようという目標を立てている。未成年の飲酒問題にはアルコールの販売方法の問題などが関連するため、未成年が飲酒しないような環境整備も重要である。
アルコールと健康についての知識
アルコール摂取量と死亡率の関係を調べた研究によると、男性では1日あたり純アルコール10〜19グラム、女性では9グラムまでの者が最も死亡率が低く、アルコール量が増加するにつれて死亡率は高くなることが明らかになっている。
そこで、「健康日本21」では1日あたり約20グラム、すなわちビール500ミリリットル、日本酒1合、ワイン1〜2杯程度が節度ある適度な飲酒であるという立場をとっている。もっとも女性、高齢者、アルコール代謝能力の低い者はより少量が適量ということになるし、飲酒習慣を有さない者にこの量の飲酒を推奨するものではない。今後、こうした知識を普及啓発していくこととしている。
最後に
以上、「健康日本21」の各論におけるアルコールに対する考え方を紹介した。最後に日常的に役立つ知識を紹介したい。体重60キログラムの人が1時間で分解できるアルコールの量は6.6グラムであるとされている。ビールで180ミリリットル、日本酒で50ミリリットル、ウィスキーで20ミリリットルである。ということは、2合お酒を飲めば完全に体内から消失するまで7時間以上かかることになる。大量に飲んだり、夜12時以降の飲酒が翌日残りやすくなることもこれで理解できる。
牧水の酒の歌には切なく美しい響きがあるが、日常のお酒は愉快に楽しく健康的に飲みたいものである。そうあってこそ、人生が豊かになるというものであろう。
ダイエット・美容・健康の情報
プロテインのことならココ
ガン末期からの生還他ビデオ特集
「ふくみたる酒のにほいのおのづから独り匂へるわが心かも」
「人の世にたのしみ多し然れども酒なしにしてなにのたのしみ」
「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり」
旅と酒をこよなく愛した漂泊の歌人、若山牧水は生涯に約8,000首の歌を残した。そのうち360首が酒の歌である。43歳の若さで世を去った牧水は、30代半ばから酒による心身の不調が著しく禁酒の努力を重ねたが、愛する酒の前ではどうにもならず、最後にはその愛する酒のために死を早めたといわれている。
牧水の酒量は「朝2合、昼2合、夜2合、合わせて1升、桝目が違うといい給うな、この液体の体質だ」という状況で、死の床にあってなお飲みつづけたことはよく知られている。死因は急性胃腸炎兼肝臓硬変症とされている。当時の医学でも現在でいうところの肝硬変を患っていたことは明らかであったようだ。
酒と医学、宗教
牧水は代々医者の家に生まれたが、酒と医学は関連が深い。例えば、スピリッツのジン。17世紀オランダのライデン大学の医学者が解熱剤として発明したものである。宗教とアルコールの関係に言及すると、ヨーロッパの修道院はビールやワインの製造現場でもあった。有名なシャンパン「ドン・ペリニヨン」はシャンパンを偶発的に発明した修道士の名前であることはよく知られている。
健康日本21
さて、「健康日本21」では、アルコール飲料を生活・文化の一部として親しまれているとしながらも、アルコールの持つ以下4つの特性から、国民の健康を考えるにあたって考慮すべきものとしている。
(1) 致酔性
(2) 慢性影響による臓器障害
(3) 依存性
(4) 未成年への影響、妊婦を通じた胎児への影響
また、アルコールは直接的な健康障害だけでなく、交通事故などの社会的影響も大きいため、世界保健機関ではこれらを含めた総合対策を講じるように提言している。こうした背景を踏まえて「健康日本 」では3つの課題について取り組むこととしている。
(1) 多量飲酒問題の早期発見と適切な対応
(2) 未成年の飲酒防止
(3) アルコールと健康についての知識の普及
以下、課題ごとに詳細を記す。
多量飲酒
平均1日あたり、日本酒で3合(純アルコール換算で約60グラム)以上飲む人が成人男性で4.1%、成人女性で0.3%であると、健康・体力づくり事業財団が平成8年度に実施した「健康づくりに関する意識調査」において報告されている。別の調査によると、咽頭がん、食道がんのリスクは3合以上の飲酒者になると増大し、喉頭がん、肝臓がん、肝硬変についてみると2合で線を引くことができる。そこで、西暦2010年までに、1日平均3合以上の飲酒者を現在よりも2割減らす目標を立てたところである。
未成年の飲酒
未成年の飲酒状況を調べた最近の調査によると、中学3年生の男子で25%、女子で17%、高校3年生の男子で52%、女子で36.7%が月1回以上の頻度で飲酒をしていることが明らかになった。そこで、西暦2010年までに、この値を0%にしようという目標を立てている。未成年の飲酒問題にはアルコールの販売方法の問題などが関連するため、未成年が飲酒しないような環境整備も重要である。
アルコールと健康についての知識
アルコール摂取量と死亡率の関係を調べた研究によると、男性では1日あたり純アルコール10〜19グラム、女性では9グラムまでの者が最も死亡率が低く、アルコール量が増加するにつれて死亡率は高くなることが明らかになっている。
そこで、「健康日本21」では1日あたり約20グラム、すなわちビール500ミリリットル、日本酒1合、ワイン1〜2杯程度が節度ある適度な飲酒であるという立場をとっている。もっとも女性、高齢者、アルコール代謝能力の低い者はより少量が適量ということになるし、飲酒習慣を有さない者にこの量の飲酒を推奨するものではない。今後、こうした知識を普及啓発していくこととしている。
最後に
以上、「健康日本21」の各論におけるアルコールに対する考え方を紹介した。最後に日常的に役立つ知識を紹介したい。体重60キログラムの人が1時間で分解できるアルコールの量は6.6グラムであるとされている。ビールで180ミリリットル、日本酒で50ミリリットル、ウィスキーで20ミリリットルである。ということは、2合お酒を飲めば完全に体内から消失するまで7時間以上かかることになる。大量に飲んだり、夜12時以降の飲酒が翌日残りやすくなることもこれで理解できる。
牧水の酒の歌には切なく美しい響きがあるが、日常のお酒は愉快に楽しく健康的に飲みたいものである。そうあってこそ、人生が豊かになるというものであろう。
ダイエット・美容・健康の情報
プロテインのことならココ
ガン末期からの生還他ビデオ特集




